四 神(よじん)

津の国の和田の岬に時雨きて 笠持ちながら濡るヽよしもなが


この神楽も儀式舞いの一つであるが、見所の多い舞である。
自然で綺麗な舞い歩き、「蹲踞」を意味する身も心も低くした優雅で柔らかな舞姿・・・また、歌も多く、掛け歌で舞う段も、この神楽の魅力の一つである。

別名「笠の手」とも言われ、三角状の幣を彩物として舞う時、笠に見立てていることからの呼び名であると言われている。


この舞いは、近年滅多に拝観する事の出来ない神楽の一つです。
何故このような立派で美しく、また楽しい舞いが舞われないのか寂しい限りであるが、その理由の一つに激しい立ち回りもなく、所謂「観客受け」のする神楽ではないからであろう。

元来、儀式舞いの好きな私・・・美しい四神の舞いに魅せられると身震いする程の感動を覚えます。
廃れる事なく、後世に受け継がれて行って欲しい神楽の一つです。