管 理 人 の 部 屋(2)

RCC早春神楽共演大会にて(’04.02.29)

先週の日曜日にRCC早春神楽共演大会に出掛けてきました。
私にとりまして、広島の神楽を一日に何演目も鑑賞出来たのは数年振りの事でした。
生憎、数日前から久し振りの風邪らしい風邪をひき、また子供の用も重なっておりましたので、当日まで行けるかどうか分かりませんでしたが、弟が折角チケットを用意してくれておりましたので、少々無理をして出掛けることにしました。

様々な思いを受けましたが、やはり特筆すべきは「観客のマナーの悪さ」でしょうか。
何処の神楽大会でもマナーの悪い人は見掛けますが、近年益々マナーの悪さが目立つ様になりました。
例を挙げれば枚挙に暇がありません。
ただただ飽きれ、情けなく思いました・・・悲しい現実です。

マナーの悪さは周りの人達への迷惑ばかりでなく、熱演された方々に失礼である事は言うまでもありません。
何故あの様に観客のマナーが乱れてしまったのでしょうか。
私には、様々な要因が絡み合っていると感じざるを得ません。

神楽鑑賞に限らず、コンサート会場、映画や演劇鑑賞などの場でもあの様なマナーの悪い行為をされているのでしょうか。
決して、その様な事はないはずです。
コンサートが聴きたい、映画を観たい、演劇を鑑賞したいと言う一心で行かれているはずです。
あの様な場に身を置いていると、もはや私には神楽を観る場所ではないと感じました。
と言うよりも、この様な場で「神々しく厳かな神楽」を晒されて欲しくないとさえ思いました。

はっきりと申し上げます。
あの様なマナーの悪い人達には、神楽を観る資格も語る資格もないと・・・。

少々生意気な事を書き綴ったかも分かりませんが、これは私一個人の思いだけではなく他の人達の意見でもある事、そして神楽関係者の方々の思いでもある事も申し添えておきます。
何も小難しい事、堅苦しい事を言っている訳ではありません。
ただただ、この目、この心で神楽を感じ取りたいと思っているだけの事です。
今回の神楽大会で受けた思いを反面教師として、これからも真摯に神楽を見守りたいと改めて感じました。

最後になりましたが、この様な環境の中、印象に残った神楽を拝見出来ました事はせめてもの救いでした。

神楽とは・・・(’04.02.15)

神楽とは一体何だろう?・・・時に私は一人考える事があります。
ここで言う「神楽」とは学術的な意味におけるものではなく、一人一人の心に宿り、感じ入る神楽における意味を指しています。

私が思う神楽・・・それを敢えて一言で言い表すなら、「神々しく厳かなもの」であり、「冒しがたい張り詰めた神聖な空間」の中で「その土地土地の匂い」を感じ、「魂に語りかけてくる」ものであると思います。
決して「単なるショーではない」と思うのです。
かと言って、イベントなどを全面的に否定している訳ではありません。
また、人それぞれの神楽の楽しみ方をとやかく申し上げるつもりもありません。

最近の石見神楽を観ていると、中には観客の「目に訴えるだけのもの」、即ち、私の眼には「見栄え」「派手さ」「受け」と言ったものを狙った単なるショー、もっと言わせて頂ければ下品なショーとしか映らないものも目にします。
また、この様な傾向を求める観客の声が、大多数の大きい声として少なからず神楽に影響を及ぼしている様にも感じられます。
あたかも、それが「神楽として」称賛されているかの様に・・・。

勿論、衣装にしろ、面にしろ、そして舞の所作にしろ、内面的な要素も含んだ目に見える要素も神楽を織り成す重要な要素である事は言うまでもありません。
ただ、これらの要素が余りにも前述の様な傾向に偏り過ぎているのではないかと感じられるのです。
「目に見える受けた神楽、受けの良い神楽」に目を捕われ過ぎ、それぞれの社中の持つ特色や味わいも薄くなりつつある様にも感じられます。

この様な傾向は様々な要因が複雑に絡み合っていると思われます。
時には「神楽の原点」を見つめ、「神楽とは何か」を考える事も必要ではないでしょうか。

次代を担う社中の若い人達は貴重な人材であり、大きな期待も寄せておりますが、ただ若さばかりでは神楽としては成り立ちません。
若さ故に、得てして基本的な事、大切な事までもが疎かにされ、見失われてしまう危険性も伴っています。
若い人達は諸先輩の方々の意見にも真摯に耳を傾け、そして先輩方は若い人達の道標となって頂きたいと思います。

この先、石見神楽がどの様になるのか分かりませんが、恐らく、この数年で大きく変化して行くのは間違いない事だと思います。
私達の様な者は、いずれ墓石となり、化石となって行くかも分かりませんが、最後に「ある詩」と私の願いを申し添えておきます。

『昼のお星は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。』

石見神楽も『神楽として』後世にまで伝承されて行く事を切に願います。

親父の思い出(’04.01.18)

夜明け舞で思い出された「親父の思い出話」を・・・。

私の父親は仕事柄殆ど家を留守にしておりました。
顔を合わすのは年に一度あるかないか・・・ですから、私の中には親父の思い出と言えるものは数える程しかありません。

その数少ない思い出の中で今でも鮮明に覚えているのは、たまの帰省で大好きな晩酌を始めると上機嫌になり、決まって「舞の口上」を口ずさむ事なのです。
あの独特な節回しでゆったりとした重々しい口上です。
決して立派な父親ではありませんでしたが、その口上だけは子供の私が聞いても親父にはとても敵わないと思った程でした。

そんな父親も6年前に他界しましたが、あの口上だけは忘れる事が出来ない思い出の一つです。
今は、もう聞く事が出来ません。

「舞の所作」「口上」「神楽歌」「太鼓や笛などの楽」・・・それら一つ一つをとっても、「この人ならでは」と言う「キラリと光る味」がありました。
勿論、今でもこの様な方がいらっしゃいます。
「何とも言えない味のある神楽」・・・これからも次代に受け継がれて行く事を願っています。

初春を迎えて(’04.01.07)

昨年の年末から年初にかけて数社中の方々とお酒を酌み交わしながら、お互いの本音を交えてお話させて頂く機会に恵まれました。

「神楽社中の方々や観る側にとっての礼儀やマナー」、「衣装や面などの扱い」、「単なるショー化への危惧・警鐘」、「競演大会などの意義」・・・等々です。

面一つの扱いにしましても、粗雑に扱われる社中も目の当たりにしました。
このような行為は、熱い思いを込めて作られた作り手の方に失礼であるばかりでなく、神楽自体にも自ずと雑になって表れてくのではないかと感じております。
この様な事は面の扱いだけに留まる事ではありません。
社中の諸先輩の方々におかれましては、次代を担う有望な若い人達をより良い方向に導いて頂きたいと願っています。

一方、観る側にとりましては、人それぞれに好みの神楽がある様に、楽しみ方もそれぞれ異なると思いますが、それなりの心構えで鑑賞させて頂く気持ちも必要ではないかと感じています。
例えば、神楽に魅入っている人の目の前を平然と遮る様な行為などは謹んで頂きたいと思います。
また、お互いの楽しみ方を尊重し合い、認め合う事も必要ではないでしょうか。
今日の神楽の乱れは、観る側にもその原因の一端がある様に思えるのです。

神楽に興味を引かれたのであれば、単に目に見える表面的な事ばかりに捕われることなく、心で感じ入る姿勢も必要であり、少しずつでも神楽の知識を習得して行く姿勢も必要ではないかと感じています。
真に素晴らしい神楽とは、何時までも心に残り、何度観ても飽きの来ない魂を揺さぶられる神楽であると私は信じています。
そして、暖かい気持ちで社中の方々を見守り、時には叱咤激励も必要であると思うのです。

近年盛んにイベントなどが行われておりますが、神楽ファンのみならず、お盆やお正月に帰省された方にとりましても楽しみなイベントの一つでもあります。
勿論、私自身も楽しませて頂いています。
しかし、私には「小手先だけの神楽」「見栄えだけに捕われすぎた客受けを狙った神楽」としか写らない「単なる安っぽいショー」と思える神楽も目にします。
このような見に見えるものだけに捕われ過ぎる以前に、もっともっと大切な事があるのではないでしょうか。
大切な事・・・それは敢えてここでは申し上げません。

勿論、私を含めた人それぞれの好みの神楽云々は別にして、色々な試みや斬新的な要素を取り入れる事自体を否定しているのではありません。
この様な要素を取り入れるのであれば、「軸のぶれない、色々な要素が渾然となった神楽」を基本にした上で、拘りを持った見苦しさのないものであって欲しいと思うのです。

近年 、競演大会などと称されるイベントも盛んに行われておりますが、その開催意義はそれなりにあるにせよ、弊害もある様に感じられます。
また、順位を付けられている大会もありますが、私にはその意義の理解に苦しむ事もあります。

新年早々には、ある神楽衣装店を訪ねる機会にも恵まれました。
そこでは、長年衣装作りに携わって来られた方の苦労話や御意見の一端を聞かせて頂き、神楽に対する姿勢・心構えを考える上でも、とても有意義な一時でした。

以上、私の思いの一端を述べましたが、この思いは単に私だけの思いだけではなく、ある神楽関係者の方々などの思いも重なっている事、また、全ての社中の神楽を拝見した訳ではありませんが、中には私の心の中に強く印象に残った素晴らしい神楽を鑑賞させて頂いた事も申し添えておきます。

言葉が足らず、また拙い文章で誤解を受けたり、また反論される方もいらっしゃるかと思います。
ただ、以上の事は例え少数であったにせよ、私以外の方々の「意見」でもあり、「神楽を愛するが故の熱い想い」である事だけは御理解頂きたいと思います。

「古きものでも良いものは良い」、「良いものは必ず後世に残る」・・・石見神楽もその中の一つであって欲しいと切に願っています。

ホームページ公開一周年(’03.12.16)

早いもので、本日ホームページ公開一周年を迎えました。
昨年の今頃は文章やファイル名などの最終チェックをしていた事を思い出しながら、一筆認めているところです。

神楽への様々な思いが重なってホームページの公開を決断し、作成ソフトを購入したのが昨年の9月中旬、その後約3ケ月を掛け、特に高校時代から書き留めていた資料を基に原稿を書き始め、それなりの肉付けをして何とかそれらしく纏め上げました。
しかしながら、公開してみたものの画像が表示されず、明くる日になって慌てて修正した思い出や、ここでは申し上げられない苦い思いも経験しました。

この一年間、公開当初の四ケ月間の事を思えば、とても予想もつかない程の多くの皆さんにお越し頂き、大変有り難く思っております。
この場をお借りしまして、心より御礼申し上げます。
また、神楽を通じて多くの方々と御縁を頂き、御意見も伺う事が出来まして、とても勉強になった一年でもありました。

残念ながら、私が思う神楽の乱れ、受け入れられない神楽も目にしましたが、その反面素晴らしい神楽も鑑賞する事も出来ました。

これからも私なりの「拘り」と「スタンス」、「熱い思い」を持ち続け、また初心を忘れず謙虚な気持ちと客観的な見地から関わり合って行きたいと思います。

明日から始まる二年目・・・今後とも宜しくお願い致します。
そして、来る年も「魂を揺さぶる炎の舞」をたっぷりと鑑賞させて頂きたいと思っているしだいです。

我が古里・益田にて・・・(’03.12.7)

今日は年末恒例の「歳末たすけあい石見神楽競演大会」を鑑賞して来ました。
今回は、一人の観客としてじっと神楽に魅入りたく、敢えてデジカメは持参しませんでした。
このイベントでは必ず神事も執り行われ、また神事舞も必ず奉納されます。
当たり前の事ではありますが、この事に安堵し、また遠くの席ではあっても神前に身を置いている気持ちで観ています。

個々の演目(社中)の感想は差し控えておきますが、残念ながら私の中では受け入れられない物が眼に入ったり、これは・・・と思うような神楽もありました。

兼ねてより、私は石見神楽(特に石見の西部地方)を他の何かに例えるなら、冬の日本海だと思っています。
怒涛逆巻く鉛色の海、その海の奥底に広がる静けさの中に石見人の気質と石見神楽の源泉があるように感じられるのです。

魅せる(見せるのではなく)側と魅入る側が神楽と言う一つの空間に身を委ね、そこに身も心も炎となって燃え上がる神々しい空間が生まれてくるのではないでしょうか。
まさに、「魂を揺さぶる炎の舞」なのです。

このような神楽に魅せられると、自然と背筋が真っ直ぐとなり、身体が硬直してしまうのです。
そして、身動ぎも出来ず眼から温かいものが溢れてきます。
こんな私の姿を人様には絶対にお見せしたくありません。
もし、見掛けられたら、おそらく凄まじい形相をしているに違いありません。

魂を揺さぶる炎の舞・・・今日も幾つか鑑賞することが出来ました。

気が付いてみると・・・(’03.11.4)

気が付いてみると、一ケ月以上もこのページを更新していませんでした。
と言っても、特別改まって書く事もないのですが、今はただただ新しいパソコンが欲しいと・・・。
「株価」も元に戻らないし、長年買い続けている「宝くじ」も3.000円当たったのが最高で・・・。
冷静になって考えてみると、宝くじに継ぎこんだお金で新しいパソコンが買えたなぁ〜(T。T)!

神楽談義(’03.09.27)

昨日、有福神楽保持者会の佐々木会長さんから「BSS秋まつり」での神楽情報をお聞きし、しなければいけない仕事も夜に変更して出掛けることにしました(^^ゞ
私にとっては、およそ二ヶ月ぶりの生神楽・・・神楽もさることながら、上演前のお忙しい中、久し振りに会長さんとお話が出来ました。
神楽に対する思い、姿勢、身だしなみ・・・などなど、常日頃感じていたことも意見交換し、とても有意義なひとときを過ごすことが出来ました。
帰り際にはお土産まで頂戴してしまいましたm(__)m

メモリ増設(’03.09.07)

『管理人の頭の中』と一緒で、以前からパソコンの処理速度が時々遅くなり、動きが鈍くなることが続いていました。
かと言って、子供にお金が掛かり、貧乏している私にはパソコンを買い換える余裕もなく、結局メモリを増設することにしました。

今日は、何時ものように子供の送りで朝早く起こされたものの、久し振りに大した用もなかったので、昼までに用を済ませ、午後から増設作業に取り掛かりました。
作業自体は2,30分で終わり、今はそれなりに快適な環境になっています。
パソコンの買い替えは『宝くじ』が当たってからにするとしましょうか!・・・(^^ゞ

あとは、来月の『夜神楽鑑賞』に向けて日程調整しなければ・・・(^^v

折角の盆休みが・・・。(’03.08.17)

冷夏に雨・・・それにしても今年の夏は天候不順です。
お陰で、夏の楽しみの一つでもある高校野球も順延続き、短い盆休みを利用しての釣りも全くの釣果なし・・・その上、毎年楽しみにしていた神楽鑑賞も今年は観れず終いでした。
皆さんの夏休みは如何でしたでしょうか?
気を取り直して、明日から仕事に精を出しましょう!

益田水郷祭・ドラゴンフェスティバル(’03.8.10)

今、8月2日に益田市高津川河川敷で行われたドラゴンフェスティバルのビデオを再生し、神楽囃子をBGMにしながらパソコンに向かっています。(神楽囃子を聞いていると気分上々です!)

私にとっては、およそ4ケ月半ぶりの石見神楽鑑賞・・・この日は生憎(?)仕事でしたが早々と切り上げ、一人寂しく車を飛ばして一路益田へ・・・。
(お陰で明くる日の日曜日は疲れた体に喝を入れ、夜遅くまで仕事をする羽目に・・・)

会場に着くと、早速最前列の中央に陣取り、しばしの間夕涼み・・・蒼い夏の夜空に打ち上げられた花火を見た後は、いよいよ神楽の上演・・・無理して出掛けた甲斐があったというものです。
あっと言う間に過ぎた心地良いひと時でした。

時間が許せばビデオに見入り、仕事の疲れを癒しています・・・(^-^)v

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